GOING UNDER GROUND「h.o.p.s.」を聴く。

h.o.p.s.(初回)

もう本当に宮尾和孝さんのイラストからは離れてしまったのかな？ メンバーの写真というのは目新しいし、たとえば顔を売るのにはいいだろうし、「えっこの人がボーカルなの？ ドラムじゃなくて？」みたいな誤解も減るのかもしれないけど、私は断固として宮尾派。宮尾さんカムバック。写真ジャケットはよほどセンスのあるものでないと好きではないんですよ。私の好みとして。
で、中身はといえば「アゲハ」が良い。私は今までジョーさんの曲で一番好きなのは「伊豆あたりに」だったんですけども、ここにきてくつがえりました。まあアローは抜きされないわけですがあれは二人の合作だし…。「あ〜あ〜 あ〜いぇ〜」のところがあまりに好きすぎてジョーさんに完敗、乾杯。アゲハ最高です。
ロールアンドロールはどこかで聴いたような曲……。サイドカーと恋のナビゲーションはハラハラしながらナカザの声を聴く。サイドカーの方はまあよろしかったんじゃないでしょうか。特に下手ってわけでもなかったし。恋のナビゲーションは歌はともかく曲調がやはり浮いているよね。ライブでは絶対毎回「ヘーイヘイヘイひろっきー」だろうしね。わーん恥ずかしい。なんで私こんなに前回も今回もがっくり肩落としながらそれでもナカザ曲に期待しちゃうんだろうって、それはすべて「ショートバケイション」が最高すぎて再びあれを求めているからだ。なにしろ「かよわきエナジー」を最初さらっと聞いた時には「ショートバケイション」しか記憶に残らなかったんだもん。名曲だよ。あの原記憶だなおそらく。変な方向に振り切れずに再び「ショートバケイション」や「メタルジャガー」方向に進化して欲しいな。そんなこと言ってこの曲だってライブで聴いたら飛び跳ねるに決まっているんだけど！！
あとは「東京」がいい。あとシングルだけどやっぱり「サンキュー」は素晴らしいと思います。「同じ月を見てた」のソウさんのシャウトな歌い方があまり好きではなかったので、アルバムのほかの曲もあの歌い方だったらと少し危惧しましたが、そんなこともなく、全体的にはまとまっているアルバムだったと思います。とにかくアゲハ！ アゲハなんだよ！