MOTORWORKS「BRAND-NEW MOTOR SHOW」@東京LIQUIDROOM ebisu 行って来ました。

tmetro2004-10-17

当然のように田村前に陣取った私ですが、まあまあとにかくまずは一言。
田村男前!!!
田村を二時間見続けていて田村に惚れないやつはおらんでしょう!(興奮)とにかくやんちゃでワイルドで男前で、そのくせ常時ものすごい満面の笑顔で本当に楽しそうなのです。思わず田村に合わせてぴょんぴょん跳ねてしまいますよ。ペットボトルの水の撒き方までも男前なのね。撒くというよりはもう「投げつける」すげー勢いで直線で水が飛び、そのままペットボトルも同じ勢いで飛んできた。狂乱。マイクスタンドも一度きりだけど見事にぶち倒して下さいました。かっこよくて、もう、もうどうしていいか……。ミーハーだって? いいんですよもうしばらく田村のカッコよさに浸らせてください。
勿論演奏もすばらしかったし、他のメンバーの皆さまも素敵でした。ボーカル黒沢健一さんはエンターテイナーといった感じで歌は上手いしトークはかわいいしギター弾くとかっこいいしフロントマンとして申し分ない。石田ショーキチさんもまたこの人も楽しそうで、面白いMCに切り裂きギターにがっつりハモリに大活躍。ホリノブヨシさんも常ににこっにこの笑顔を振りまいてかなり好感です。メンバー皆本気で楽しんでる感じで、正直この人たちが楽しんでる空気に巻き込まれて気づいたらこっちまで跳ねてる感じ。
セットリストは誰かどこかで書いてるんじゃないかな?(おいおい)いや正直覚えてないんですよ。もう途中から跳ねすぎて楽しすぎて頭の中真っ白。コスモゼロやらなかったなぁ。それだけ残念だな。
後は覚えていることをつらつらと。

今回のツアーはオプティフリープレゼンツだということでショーキチさんがいきなりパックごとオプティフリーを持ち出してくる。石「疲れてる時はこれをくいっとね(飲むまね)」黒「ダメだよ! コンタクトの洗浄液だから!」石田さんオプティフリーを客席にあげる。石「帰りにもお土産でこれあげますから持って帰ってくださいね」そしてことあるごとにオプティフリーの宣伝してました。3回くらい。その度にオプティフリーが客席に振舞われる。石「スクーデリアエレクトロファンの人は知ってると思うけど、石田ショーキチといえばオプティフリーだからね」ごめんショーキチさん、私コンプリート派やねん。だけど乗り換えようかな。

黒沢さんが五木ひろしの物真似をしてました。五木ひろしさんが○○(洋楽)の曲を歌うとそれも演歌になっちゃうんだよ、という前フリつきで五木風に熱唱。ちょっと似てる。これを石田プロデューサーに聞かせたらうっかり音源化されそうになったそうです。おいおい、カバーのカバーかよ!

ツアー初日札幌に、メンバーは飛行機で向かったそうです。石「車内の並びがちょうどこの順番で、窓際(田村)中央(黒沢)通路側(石田)で俺の隣は通路、でホリくんは後ろ、まさにこの並びで、色々話してたんだよな。そうしたら黒沢と田村くんは昔は飛行機が怖かったとかいう話をしてて、俺が『大丈夫大丈夫落ちるのは一度だけだから、一度落ちたらそれで終わりだから』とか話してて、どっかんどっかん盛り上がってたんだよな」田「俺がその時、すごい不謹慎だと思うんだけど、『昨日坂本九さんの娘さんと知り合ってさー』って話をしてて」石「そうそう、そんできっと娘さんはいつでも上向いて歩いてるんだよ、下見たら涙こぼれちゃうからさ、なんつってどっかんどっかん盛り上がってて、ぱっと見たら、通路挟んだ席のおばさんが俺をすごい目でじろーーって睨んでた(笑)」黒「声でけーんだよな」石「そうそう、でかい声で『大丈夫落ちるの一度だけだから!』って。多分怖かったんだな、あの人。すげえ睨まれた(笑)」石田さんらしいエピソードですな。

アルバムからボツになった曲をやります、という黒沢さんの説明で「プラスティック・ソング」アルバムには入ってないけど、モーラというインターネットのサイトで有料でDL購入するとこの曲がついてくる、と説明。黒「お得なんだかそうでないんだからよくわかりませんが」黒「なんかこの曲をアルバムに入れると、通しで聴いた時になんだかすごく長く感じてしまって、それで入れるのをやめました」石「自分らの曲をこんなにどことなく否定的に説明する人はじめて見たね(笑)」黒「まあ、ここでしか聴けない曲ってことにしておいてください。ライブバージョンのほうがきっと良いよ。それじゃあやります……あっ準備いい?(いきなりメンバーに確認)」タイミング外されてがくっとこけるメンバー。黒沢さんて天然な人ですか?(私の疑問)田「そういえば、こう、指にハメるモーラって人形あったよね」石「あったね、皆知ってる? 世代が違うか?」客「知ってるー」石「モーラ、スライム、ルービックキューブ、これが俺らの世代ね」そんな前フリで始まったプラスティック・ソング。私的にはかなり好きでした。すげー楽しい。石田&田村のダブルコーラスもありましたし、音源聴きたいですが、1曲のために2300円はちょっと高いです。なんとかなりませんかモーラさん。ちなみに私モーラ知りません。スライムとルービックキューブは知ってます。

曲の合間で石田さん「どうもー、クレイジー健ちゃんバンドでーす」と自己紹介。黒沢さんが「それ言わずにいられないのかよ!」と笑いながら突っ込む。レコーディングの時に健ちゃんバンドと同じスタジオだったそうで、だけど健ちゃんには会わなかったとか。でもスタッフの人には会ったよね、とかそんな話。

田村さん、ヒートウェイブの前に、ベースを弾きかけては止める、ベースを弾きかけては止める、というフェイントを何回か入れる。客席その度ブーイング。にやっと楽しそうな悪ガキ田村さん。ああマイラブ。

ステレオ・ラヴの前に黒沢さん「メンバー全員大好きな曲です。石田が歌います。ステレオ・ラヴ!」と盛り上げたのに石田さん「そういうこと言うなよ! 恥ずかしいだろ!」我が侭なお人だ(笑)

そういえばショーキチさんにはお二人目の子供が生まれたそうです。客席からの「おめでとう」の声に「ありがとう」と返してました。おやえらく素直じゃないか(笑)

何の曲か忘れた。田村さんとショーキチさんが中央のあたりで頭ガンガン振りながら向かい合ってギターとベース弾いてた。その絵づらが好きだった。楽しいんだねあんたたち、本当に楽しいんだね、よかったね。ところでショーキチさんと並ぶと田村ってミニマムだなぁ。スピッツにいると気づかないけど。

最後の曲The Endの前にようやくメンバー紹介。黒「メンバー紹介忘れてたー」石「昨日もアンコールまですっかり忘れてたよな」黒「ドラム! ホリノブヨシ!」ホリさん両手あげて答える。石「ホリくんのことをチョンペリ(? 忘れた)と呼んであげてください」この謎の発言に客席なぜか大盛り上がり。黒「ベース、田村明浩!」田「どうも田村です。今日ここまで来るのにタクシーで来たんですね。だけど、財布忘れちゃって……」黒「財布を忘れて〜ゆかいーなたむーらさん♪(サザエさんの節で)」石「みんなが笑ってるー♪(←すごく高い声で)ダメだ俺思わずハモリの方歌っちゃうんだな。もうハモリが板についてんだよ」田「それで、タクシーの中からマネージャーのイセくんに電話して、悪いけど金貸してって頼んだのね。そうしたら出口のとこで待っててくれて、俺が降りた後入れ替わりで彼が金払ってくれたのね。そうしたら俺が降りた後でタクシーの運ちゃんがイセくんに『彼はスターなんですか?』って」客席爆笑。田「そうしたらイセくん『あ、違います!』って!」さらに笑。スター!の声。田「タクシーの運ちゃんも知らないのにスターだなんて言えねえよ。だけど全否定されたのは……(笑)スターへの階段を登っていけるよう頑張ります!」石「似たような話なら俺もあるぞ。昔女子高の前で俺が○○って雑誌のインタビュー受けてたのね。それで、レフ板で光とか当てられながらこう、ポーズを取るわけだよ。そうしたら学校の窓がガラっと空いて、『誰なんですかーー!』『誰ー!!』って。そうしたら俺の当時のマネージャーがナカザワっつーんだけど、ナカザワの野郎、『これからの人ですから!』って! 一生忘れねえぞ! その『これからの人ですから』の後はなんだよ!(ギターぎゅいんぎゅいんとかき鳴らし)」黒「俺は、そんなのない! あんたらみたいに濃いエピソード持ってねえよ!」

本編終わった直後に、田村前で女の子が倒れてました。大丈夫だったのだろうか? なんとか自分で歩いて立ち去ったようではあったけど。

アンコール。メンバーはつなぎから物販Tシャツに着替えて登場。ショーキチさんはつなぎの上半身だけ脱いで上にTシャツを着ている。石「普通、つなぎの上にTシャツ着る時は袖を前で結ぶんだよ。だけど俺の場合、前で結ぶとギターがぶつかるから、後ろで結んでみたんだよ」と後ろ向くと客席から、可愛い、の声。石「可愛いとか言うな! 可愛いとか言われたくてやってんじゃねえんだよ!」沸点低くて面白い人だ。ショーキチさんのトークはツボにはいります。石「そしたら、これ見て田村くんが、うなぎの養殖みたいだね、って。うなぎの養殖場にいる人みたいだね、って」言われて見ると、そう見えなくもないですが、普通そうは例えないと思います、田村さん。黒「何やろうか?」石「じゃあ、Whoをやりましょう」石「これからも僕らコピーバンドとして時間があればカバーの練習もしてきたいと思っています!」

終わった後で物販買おうとしたら、黒TシャツとグレイTシャツが売り切れていました。入場前に黒Tシャツは買っておいたんだけど、田村さんがアンコールでグレイTシャツ着てたからそれも買おうと思ったのに……。

というわけでまた思い出したら書きますが、ともかく楽しいライブでした。
本人たちがあんだけ楽しんでくれると、こっちも楽しいよ。真っ白だ。