時雨沢恵一「キノの旅 Ⅷ」を読む。

私の今現在のライトノベルイチオシ作家です。これをファンタジーと言い切ってよいものか。ライトノベル特有の空気が嫌いって人も抵抗なく読めるのではないかと私は思っていますがどうでしょう。
いつものことだけどこのキノとエルメスの淡白さがいい。主人公なのに主人公くさくなくて、キノ視点じゃないストーリーがいいですねー。
普通の小説なら主人公はむしろシズの方だよね。つーかシズはどうなったんでしょうか。手に汗握りつつ、絶対次の巻ではシズがどうなったかなんて明かされないんでしょう。悔しいぞ。

「想いは正しく伝わらない −I know what you're thinking−」