パルコプロデュース「ピローマン」@渋谷パルコ劇場

誘われて見に行く。パルコ劇場ははじめてだけど手ごろな大きさの劇場で良い感じ。
話の内容は……1シーンに2人ないしは3人の登場人物による会話劇なのに飽きずに最後まで見られて面白かった。ストーリーはひたすら暗かったけど、翻訳物の独特の空気は嫌いではないです。でもあの終わり方はすごいな。
人生はクズだと連呼しておりましたが、本当はそうじゃないと思いたいな、という感情を掻き立てるお芝居でしたね。でも実際たとえば今いきなり目の前にピローマンが現れて、これからのあなたの人生はこれこれで非常に不幸になるばかりだから今死んだほうがいいんだよと涙ながらに切々と語られたら死ぬ人間と抵抗する人間とどっちが多いだろうか。ピローマンが信用できれば死ぬ人も結構いそうだなあ。
カトゥリアンのへたれ具合が好き。ミハエルは時々正常な人間に戻っていたような。でもすさまじい兄弟愛は現れていたと思います。トポルスキーの演技は笑い部分が面白い。アリエルの演技が微妙にひっかかる。
阿佐ヶ谷スパイダーズを見に行きたくてたまらない今日この頃。
ピローマン携帯ストラップを買いました。薄桃色のほうです。ストラップ欲しかったので良かった。