重松清「口笛吹いて」を読む。

口笛吹いて (文春文庫)

口笛吹いて (文春文庫)

この人はいつでもパターンが一緒のお話を書くけど、それでもいい話。だけどパターン。そのうちどれを読んだか忘れそうではある。でも買う。その中でも印象に残った一篇は「春になれば」 このストーリーの中に出てくるレオくんは怖い。怖すぎる。教室であんな風に「ごめんなさいごめんなさい先生殴らないで! こないだみたいに殴らないで!」なんて言われたら私はきっともっと取り乱し、うまくない立ち回りをして、ショックから立ち直れず教師くらい辞めてしまいそうです。子供ってこわい。