スタジオジブリ「ハウルの動く城」を見る。

私のリクエストで見に行きました。一日に映画2本かよーって感じですが、こういう機会でもないと映画のためだけに家を出るのが面倒くさくなるのはわかっていたのです。
前評判を色々友人たちから吹き込まれていたのですが、結論を順番に言うと、一番恐れていた木村拓哉は全く気にならなかった。木村拓哉が声をあててるってことは忘れて普通にハウルとして見ていました。この第一関門は華麗にクリア。で、もうひとつの前評判として「今までのジブリ作品の中で一番面白くない」と聞かされていたのですが、そんなことはないと私は思った。確かに色々と疑問に思う部分や強引な部分は残って、そこをすっきりしないと表現する友人の気持ちはわかるし、これまでのジブリ作品に比べて「すかっと」する感は少ない。でもこれはただの恋愛物語で反戦映画なんだとそう思って見るものなんだと思います。だってキャッチコピーだって「ふたりが、暮らした」だよ? 最初からラピュタナウシカやトトロや紅の豚にはならないことなんてわかってるじゃないか。冒険じゃなくて恋愛物語なんですよね。
カルシファーが非常に良い味出してます。あと、マルクル役の子が神木隆之介という名前だとエンドクレジットで知って、へえと思った。こないだ大河ドラマ義経の第一話だけ見たときにタッキーの子供時代の役の子が非常に上手くて、友達と「この子うまいね。目に力があるね」と話していて、その時もあとになって神木隆之介くんだと知ってなんとなく名前を覚えていたのです。今回のマルクル役も上手だった。最近の子役の子はうまいね。