演劇集団キャラメルボックス「TRUTH」@池袋サンシャイン劇場 観劇。

キャラメルボックスなんて見るのは一体何年ぶりでしょうか……記憶も定かじゃございませんがおそらくは高校生の頃でしょう。惑星ピスタチオやランニングシアターダッシュが大好きだった高校生時代。懐かしい戻らない若かりし日々。楽しかったなー(懐古)
私が演劇好きだと聞いた知り合いがわざわざチケットを取って声をかけてくれたので、普通ならもう見ないけれど行ってみるのもいいかなということで観劇してきました。上川隆也出るしね。ってごめん疎くて申し訳ないんだけど近江谷さんどこに消えたの! 近江谷太朗さん! OTHER MEMBERSのところにいないんですけど! 近江谷さん! 焦って検索したら2002年に退団してた。時の流れを感じます。キャラメルを面白いとあまり感じなくなってからも、なんとなくずっとあの形のままで続いていく劇団なんだと勝手に思っておりましたもので意外でした(←2年も退団を知らなかったくせに)
まずは役者。上川がやっぱり存在感ありました。劇団ショーマの川原さんが"キャラメル演技"でなくて渋くて良かった。細見さんはあまりギャグがなかったので残念だけれども、気弱で仲間思いな役を無難にこなし、カーテンコールでは非常に面白おかしいトークかましてくれたので良かった。しかし女の子がみんな同じ演技に見えるのはちょっと…坂口理恵さんキャラになるべき岡田さつきさんが今イチ弾けてないのでしょうか。初音と美緒に至っては正直同じキャラだよね。
そしてストーリー。トゥルーストゥルース連呼しすぎ、というのはおいといて、初見でまったくストーリーも知らなかったので、鏡吾が裏切ったところは正直おっ?と驚かされました。その直前の「俺に切り役をやらせてくれ!」ってあのあたりは演技だったのですか! ここでシミュレーション、弦次郎がもし「わかった……頼む鏡吾」とでも言っていようものならどうなるか。鏡吾が静止する英之助を切り倒し、やったか?と近づいて頭巾をとろうとする弦次郎も上からばっさり。鏡吾の計算はこんなところか。なるほどそりゃ演技にも力入りましょう。友人らしき関係を築いていた人間たちを裏切ることへの説得力はこの際問いませんが、それにしてもラストは多分にご都合主義に過ぎないかい? 「生きろ! 死ぬよりも辛い未来を生きろ! 英之助もそれを望んでいる」とか正直、ええっそんな陳腐な? えっそれで終わり?
……って、それがキャラメルなんだったね。忘れていた。
とか書いてますが、さまざまな突っ込みはあるものの、見に行って損をしたとは思いませんでした。久しぶりに、ものすごく懐かしい世界を見た気分。
そういえば私がSpiral Lifeを初めて知ったのはキャラメルボックスでなんだよね。プロデューサーの加藤さんがZABADAKと並んでベタ誉めしてた記憶がある。
そういえばキャラメルボックスのすごいところ、製作、加藤昌史氏。前からすごい人だとは知っていたけれど、今日行ってまたそれを思い出した。利益にならない劇団というものをきちんとビジネスとして成り立たせた人だもんな、と、今日の前説を見ながら思っていました。終わり。
久しぶりに「不思議なクリスマスのつくりかた」や「サンタクロースが歌ってくれた」が見たくなった雨の木曜日。明日も会社だ、ブルージー
とか言いながら今キャラメルボックスの細見さんのホームページを、へーこの人ブログやってたんだーとか思いながら見に行って仰天。前田綾さんとご入籍!?グレイト! あああ思い出した私前田さんのサイン持ってる……。もうずいぶん前、劇団ショーマの「けれどスクリーンいっぱいの星」を見に行った後に偶然同じお芝居を見たであろう前田さんを見かけてファンなんですサイン下さいと、何故かその時財布に入っていたキャラメルボックスの……チケットの半券にサインをしてもらいましたあああああなんて失礼な! ごめんなさい前田さん! 若気の至りなので許してやってください! でも普段芸能人の誰と誰が結婚したとか聞いても「ふーん」としか思わないのですが、このお二人ならなんだか心からおめでとうって感じですね。二人ともさっぱりしてるイメージで背も高くて、思えば思うほど似合いのカップルに思えてきました。あー驚いた。