東京ハートブレイカーズ「黒くやれ DO THE BLACK」@中野・ザ・ポケットを観劇

惑星ピスタチオは私の青春でしたー。懐かしき高校生の日々。
だもんで、チラシにどでかく保村大和さんの顔があった時に思わずチケットを取ってしまったんですね。西田シャトナー演出だし。解散したのが2000年だから、もう5年になるのか。長いなあ。なんて感慨にふけりながら行きました。舞台装置が非常に個性的。中央に一辺が2mくらいの真っ黒な立方体、その4方にハシゴが4本。内容はなかなかハードな3つのストーリーのオムニバス形式。1部目はシャトナー作の原住民(?)ぽい人たちのお話なんだが、これがかっこいい! ちょっとうざく思えるぐらい熱くしつこい芝居の部分もあったんですけど、なんといってもシメがかっこよくて、シャトナー脚本のかっこよさを久々に見ました。シャトナーの脚本って、他の人たちがあまり表現しようとしないSFやファンタジー部分のかっこよさを表現してくれて、それがハマった時におおっと思わせてくれるんですよね。昔『ナイフ』のカッコよさにぞくぞくっとしたのを思い出しました。「ナイフ!」ってやつ……かっこいいよなー。2部目は夢と現実・正気と狂気のはざまっぽいお芝居。最初はまだ理解できたんですが、最後らへんで理解できなくなってしまった。笑いすぎ。3部目はうってかわってあまりにもわかりやすいストレートな感動もの。これは普通に楽しくまったく飽きずに見れました。2時間半も経ったとは思えませんでしたね。役者はたったの3人なのに。カーテンコールで飛び跳ねる役者たちが印象的。シャトナーの生歌&前説&生パジャマなんて珍しいものも見れたし、満足です。これまで全然情報収集をしてなかったものでよくわからないんですが、またシャトナーと腹筋と保村さんと佐々木さんとかで組んで舞台やってくれたりしないのかなー……ミラノさんは、無理だけど、なんて友達と飲みながら語っていたらしんみりしてしまいました。